記事の質を上げ、コンバージョン率を上げるには、たくさんのコツがあります。一度に覚えられるのも限界があります。
ですので、まずは重要なこの2つをご紹介します。この2だけでも覚えて帰ってください。
記事の質とは?
コンバージョンの目的は、「購入」や「問合せ」「登録」などです。
コンバージョンに影響を与えるのは、「記事の質」です。
ブログ立上げ当初は、たくさん記事を書くことが大事ですが、ある程度の量になると、「質」を上げていかないといけません。
記事の質を数値化したのが、「コンバージョン率」と思っていいでしょう。
コンバージョン率(CVR)=CV÷PV(やセッション数)
ブログBのCVR:0.01%
- 記事数:200記事
- 月間PV:50,000
- 月間CV:5
ブログAのCVR:10%
- 記事数:100記事
- 月間PV:2000
- 月間CV:200
あくまで例ですが、記事の量とPV数は、ある程度相関関係にあります。
しかし、記事の量と、コンバージョン率に相関関係はありません。
コンバージョン率は、「記事の質」に影響します。
「リサーチの質」が記事の質をあげる
記事の質は、「リサーチの質」に比例します。
読者の悩み、知りたいことをしっかり汲み取り、相手の立場を理解する、そうした努力が必要です。
このリサーチにかける時間と着眼点が、記事の質をあげます。
リサーチについては、以下の記事を参考にしてください。
「役立つ記事」と「行動を促す記事」は別
書いた記事がユーザーの役に立つのは当然のことです。
問題は、行動を促す内容になっているかどうかです。
役に立つけど、行動に至らない記事も大事ですが、コンバージョンに至る記事は100個分の記事に匹敵します。
では、どうすればそういう記事が書けるのか?
それは、逆算で記事を書くことです。
コツ1:逆算で考える
購買心理モデル
逆算のゴール設定が大事です。
ゴールは、ユーザーが最後の最後に抱く悩みです。
これはAIDAと言われる購買心理モデルで、Attention(注意)Interest(関心)Desire(欲求)Action(行動)の頭文字を取ったものです。
消費者が、最後の決断に至る心理プロセスです。
ライティングにおけるAIDA
「比較>検討>妥協」最後に「行動」
ブログ(WEB)マーケティングに置き換えると、最後の「行動」の前に「比較・検討・妥協」があり、最後に行動となります。
- 比較・検討:ランキング記事など
- 比較・妥協:メリット・デメリット記事など
です。
コンバージョンを促すキーワードは?
最後に使うキーワード=悩み
例えば、アフィリエイトのジャンルで検索しているユーザーがいたとします。
- アフィリエイト
- アフィリエイト とは
- アフィリエイト 意味
この3つのキーワードで検索するユーザーは、アフィリエイトに関心があるが、まだ、悩みも疑問も漠然としているユーザーです。
ここからスタートし、ひとつ疑問が解決すると、また新たな疑問が生まれ、疑問を解決しながら、最後のキーワードに辿り着きます。
この流れからユーザーがこぼれ落ちないように、内部リンクなどの導線を貼ります。
そして、最後にコンバージョンへと進んでいきます。
アフィリエイト とは
アフィリエイトの概要を理解し、始め方を知ろうと思う。
アフィリエイト 始め方
アフィリエイトの始め方を調べていると、稼げないのでSNSの方が良いという記事を見た。
アフィリエイト 稼げない
色々調べた結果、SNSよりブログが向いていると判断し、ライティングが大事だと分かる。
アフィリエイト ブログ 書き方
まずは、ブログを立ち上げることが先だと判断。Wordpressが良いという事を知る。
アフィリエイト Wordpress
このユーザーが行きつくところのどこかで、コンバージョンが可能なキーワードが出てきます。
そのキーワードに絞って記事を書いていくという流れです。
これを、「キーワードの距離」と呼んでいます。
商標キーワードが最後に来る
キーワードのセオリー
多くの場合、最後のキーワードは「商標キーワード+○○」などになってきます。
商標キーワードとは、会社名、商品名、ブランド名などです。
- 「商標キーワード+口コミ 評判」
- 「商標キーワード+比較 ランキング」
こういった組み合わせの複合キーワードが多いです。
扱うテーマや商材で変わってきますので、優良サイトを手本にしたり、実践していきながらPDCAを行っていくことが必要です。
コンバージョン率(CVR)の目安
ゴールを決めて、逆算しPDCAを続け、自分で正解を見つけるのが成功のポイントです。あくまで参考までに。
CVRの目安
コンバージョン率は、おおよそ1%~よくて4%ぐらいです。
- 情報提供記事のCVR:1%~
- ランキング・比較記事のCVR:2%~
- 口コミ・レビュー記事のCVR:3%~
- 商品案内記事のCVR:4%~
コツ2:「妥協」させる
デメリット強調する
比較も最終段階になると2つか3つに絞られます。
最後は、どれかを捨て(妥協)、どれかに決めないといけません。
つまり、コンバージョンと妥協は、コインの裏と表なんです。
「本当にこれで良いのか?」という迷いは誰しもあります。
読んでる記事の内容が実体験で、デメリットが丁寧に説明してあったとします。
「私の場合は、こうでした。でもこうするとこうでした。」
こうした記事が、最後にユーザーの背中を押します。
ユーザーは、損をしたくないからデメリットを知りたいんです。
そのデメリットが、妥協できる範囲だったとき、ユーザーは行動に向けて大きな一歩を踏み出します。
ポイントは、ユーザーが何に不安を感じているか?をしっかりリサーチし、その不安を取り除いてあげることです。
持論、主観を必ず入れる
体験談、意見(主観・持論)
同じ考え、同じ境遇、同じ価値観、同じ身長・体重・容姿 etc
こうした人の体験談や意見が最も参考になります。
「間違いなさそう」となるわけです。
こうした、主観、持論、独自体験は単にレビューを書くよりも、独自化にもなり他者との差別化も同時に図れます。
全ての記事に入れる必要はありませんが、読者の立場に立って、入れた方が良さそうな記事には意識的に入れましょう。
おまけ:リサーチのコツ
コンバージョン的思考
ドリルを売るなら穴を売れ
「ドリルを売るなら穴を売れ」とは、マーケティングの世界では有名な言葉です。
顧客が潜在的に欲しいのは、ドリルではなく穴だという話し。
何のために穴が欲しいのか?どんな穴が欲しいのか?
顧客のニーズは形容詞
「~い」で終わる形容詞に注目してください。
痛い・ツライ・楽しい・悲しい・どうにかしたい・面白いetc
「~い」で終わる言葉には、感情がこもっています。検索意図が明確なキーワードです。
対面販売であれば、目の前にいる顧客に聞くことができますが、WEBマーケティングではそれができません。
その為にリサーチがあります。
リサーチによって、正しいキーワード選定ができれば、コンバージョン率を自ずと上がります。
リサーチについては、こちらの記事を参考にしてください。
では、今回はここまで。
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