格安SIM(スマホ)通信速度ランキングはなぜ意味がないのか?

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ストレスのないスマホライフを送る為に、通信速度は非常に大事な比較ポイントです。

しかし、通信速度を測定してランキングしているサイトがあるけど気を付けて!

100%信じてしまうと失敗するかも。

自分じゃない誰かが、住環境の全く違う遠く離れた場所で計った速度測定は参考にならないのです。

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スマホに必要な通信速度は【3Mbps】

まず大前提として

スマホライフを快適に過ごす為に必要な速度は3Mbpsです。

このぐらいあれば動画もストレスなく閲覧可能です。

つまり、格安SIM(スマホ)選びとは、3Mbpsぐらいを安定して出している格安SIM(スマホ)を探すことが目的ということでもあります。

これを前提に読み進めてください。

通信速度の目安

このぐらいあればOKという目安(下り)
メールやLINEなどメッセージ200Kbps
ネットの閲覧1Mbps
youtube(低画質)1Mbps
youtube(高画質)3Mbps

何を参考に速度を比較すればいいのか?

自分で計測しよう

速度は、比較ではなく「確認」が大事。

一番良いのは、これから契約しようとしている格安SIM(スマホ)を持っている人を家に連れてきて速度計測する。

それがダメなら、とりあえず自分の端末で計測してみましょう。

例え、3キャリアのどこかのスマホでも、他の誰かが計ったランキングを信じるより方がよっぽど参考にはなります。

僕が使っている通信速度測定アプリです。ぜひ一度測定してみてください。iPhoneのアプリすみません探してみてください。

 

通信速度モニター

 

Google Play で手に入れよう

 

そもそも正確な通信速度なんて計測できない

ランキングは同じ条件じゃないと意味がない

住環境で全く結果が異なる

自転車と車がどちらが早いかなんて迷う人はいないと思います。

でも条件次第では車より自転車の方が早くなります。

例えば

家から3kmのところにあるスーパーまで行くとします。

時間は17時。ちょうど帰宅ラッシュの時間で渋滞しています。

この場合、車より自転車の方が早い場合があります。

実は、目に見えていない電波の世界でもこれと同じようなことが起きています。

上の例の場合、他の誰かの家では道が混んでおらず車の方が早いかもしれません。

そんな条件が違う人が測定したランキングは、その人の今後の参考にはなりますが、あなたの参考になるでしょうか?

総務省実効速度調査を見ると一目瞭然

これは大手3キャリアが公表している実効速度ですが、場所(時間、端末)によって実効速度が異なっていることがよく分かります。

電波は見えませんがとてもアナログな性質もあり、同じ建物内でも壁ひとつで変わります。

壁の材が木造かコンクリートかでも違います。

まずは、自分で計測してみましょう。

以下のページで「速度に影響を与える4つの要因」を解説しています。

結局どこがいいのか?

大手3キャリアに近い速度を出す格安SIM(スマホ)はこの2社

圧倒的通信速度と低価格。

この基準で間違いなくおすすめの格安SIM(スマホ)は、

UQモバイルとYmobileです。

比較の際も、この2社を基準に以下のポイントで比較すると良いでしょう。

  • 速度
  • 価格
  • 端末
MVNO速度

MVNO速度

こちらのサイト  格安SIMの通信速度計を参考に独自に作成したグラフですが、格安SIM(スマホ)の中でもこの2社が群を抜いているのが一目瞭然です。

なぜ、ここまで違うのか?

その理由については以下の記事で詳しく解説しています。

なぜUQモバイルとYmobileがおすすめなのかが明確になるでしょう。

【おまけ】急速に進化する通信技術

大手3キャリアの速度は十分すぎるほど

とうとう5G(10Gbps)の世界へ

通信技術は常に新しくなっています。

また、アンテナや電波塔のインフラ設備も常に拡大されています。

大手3キャリアにおいて言えば、スマホには十分すぎるほどの速度が出ています。

大手3キャリアの速度ランキングは、今となっては行う意味がないでしょう。

出典 https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=10188

なぜそんなに速度が必要なのか?

SFのような世界が待っているかも

IOTが世界を変える

56年ぶりに開催される東京オリンピックに向けて着々と進めらているようです。

最近「IOT」という言葉をよく聞くようになりましたが、「Internet of Things」

モノと人をネットでつなぐという意味合いです。

どんな世界が待っているのか楽しみですが、その実現の為にも5G(10Gbps)の通信技術、インフラは必須のようです。

総務省実効速度調査とは?

通信速度の指標

通信速度には主に以下の2つの指標があります。

  • ベストエフォート型
  • 総務省実効速度調査

ベストエフォートとは通信速度を保証しなくていい(正確にはできない)ことになっています。

頑張ればその速度が出るので、その速度目指してベストを尽くします!

という、なんとも無責任な指標でした。

数年前、ベストエフォート型の数値を使ってCMや勧誘をやっていたら、実際の速度との大きな乖離から苦情が殺到したそうです。

その為、総務省がガイドラインを作成し「総務省実効速度調査」を義務付けました。

下の表は大手3キャリアの最大速度です(ベストエフォート)。

そのさらに下の表が各キャリアが公開している総務省実効速度調査です。

数年前まで、この差がとても開いていましたが、ずいぶん縮まってきました。

ベストエフォート

docomoauSoftBankエリア(キャリアによって異なる)
3G14Mbps9.2Mbps14Mbpsほぼ全国
4G LTE150Mbps100Mbps112.5Mbpsほぼ全国
キャリアアグリゲーション988Mbps958Mbps612Mbps東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県の一部エリア。順次拡大予定。

総務省実効速度調査

OSキャリア場所時間端末下り実効速度
4G LTEAndroiddocomo東京都足立区千住寿町付近2018/02/02(金)
13時台
H-03J187Mbps
福岡県福岡市東区香椎台2丁目付近2018/02/02(金)
16時台
H-03J131Mbps
au東京都足立区東和4丁目 付近2018/01/19(金) 15時台Xperia XZ1 SOV36256Mbps
福岡県福岡市東区和白丘3丁目 付近2018/02/19(月)
14時台
Xperia XZ1 SOV36105Mbps
SoftBank東京都足立区千住寿町付近2018/03/02(金)
13時台
Xperia XZ1 android LTE127Mbps
長崎県長崎市矢上町付近2018/02/28(水)
16時台
Xperia XZ1103Mbps
IOSdocomo東京都足立区千住寿町付近2018/02/02(金)
13時台
iPhone8186Mbps
福岡県福岡市東区香椎台2丁目付近2018/02/02(金)
16時台
93 Mbps
au東京都足立区東和4丁目 付近2018/01/19(金)
15時台
137Mbps
福岡県福岡市東区和白丘3丁目 付近2018/02/19(月)
14時台
87Mbps
SoftBank東京都足立区千住寿町付近2018/03/13(火)
13時台
146Mbps
長崎県長崎市矢上町付近2018/02/28(水) 16時台58Mbps

日本全国の地域で調査しているわけではありませんが「〇〇区〇〇町〇丁目」までわかります。

お住いの地域があるか一度以下のリンクから確認してみてください。

格安SIM(スマホ)と大手3キャリアの速度の違い

通信インフラ設備

日本で通信回線を提供しているのがdocomo/au/SoftBankの大手3キャリアです。

格安SIM(スマホ)業者はその回線を借りて携帯事業を運営しています。

つまり、同じ回線を使っています。

なのになぜ、速度の違いが出るのか?

それは、以下の4つ要因があります。

  • 時間
  • 場所
  • 端末
  • 通信インフラ

最も影響があるのが通信インフラです。

以下の記事で詳しく解説しています。

コメント

  1. 青木 繁 より:

    確かにそう(場所次第)感じます。
    低速で充分なのでOCN ですが
    夜中(1am – 4am) 低速速度が昼間より落ちます。日によっても違います。

    • SIN より:

      ですよね。
      なので速度をランキングしているサイトをよく見かけますが、鵜呑みにして購入しちゃうと場合によっては全く電波届かないってこともあるみたいですね。くわばらくばら